紀宝町長選挙が18日に告示され、立候補届の締め切りまでに唯一手続きを行った現職・西田健氏(73)の無投票当選が決まった。町長選での無投票は平成18年9月の町村合併後、前々回(2014年)に続いて2回目。
立候補届出の受け付けが午後5時に締め切られ、当選が確定。すぐに選挙カーで町内を巡回していた西田氏に吉報が届き、後援会事務所のある鵜殿港に凱旋した。大勢の支援者から拍手で出迎えられ、西田氏は一人ひとりとグータッチして喜びを分かち合った。
祝賀会で孫の栞菜さん(小6)と心音さん(小4)から花束を受け取り、西田氏は「これ以上ない喜び」と一言。「無投票という結果におごることなく、これからの4年間、5つの約束(※)をしっかりとやっていくのが責務。どうかご指導ご鞭撻をお願い申し上げます」と5期目へ意欲を燃やした。
西田氏を支えた後援会の神園敏昭会長は〝初心忘れるべからず〟という言葉を用い、「老練な中にフレッシュな謙虚な気持ちをもって、誇りと愛着のもてる魅力ある町づくりに邁進してもらいたい」と激励した。