鈴木英敬知事の辞職に伴う三重県知事選挙が26日(木)に告示される。いずれも無所属新人の石川剛氏(47歳、津市、会社社長)、一見勝之氏(58歳、亀山市、元国土交通省自動車局長)、岡野恵美氏(69歳、津市、元共産党県議)の3人が出馬を表明。三つ巴の戦いとなる見通し。
石川氏はブラジルサンパウロ州出身。15歳のころ来日し、日本国籍を取得した。三重県の名張市―津市間の地下鉄敷設や農業改革、産業誘致などで県を豊かにし、子供たちの未来を輝かしい物にしたいと訴えている。
一見氏は亀山市出身。高田中・高を経て東京大学法学部卒業。旧運輸省(現在の国交省)へ入省し、自動車局長などを経た。自公、立憲民主など与野党相乗り候補。「強じんな美し国三重」を目指すべき姿に掲げる。
岡野氏は大台町出身。山田赤十字病院で看護師として勤務した。旧津市議などを経て平成27年に県議に。共産党系の市民団体「県民本位の優しい三重県政をつくる会」が擁立。リニア中止などを主張している。
立候補の届け出は26日午前8時30分から午後5時まで、津市の「メッセウイング・みえ」で受け付ける。期日前投票は県内99ヵ所で27日から。投票日は9月12日。新型コロナウイルス感染のため投票所に行けない人には郵送での投票が可能となっている。