また日本一目指すぞ 全国小学ソフトテニス濱田、徳永選手が報告

 「第24回全国小学生ソフトテニス大会」のダブルス男子4年生以下で日本一の栄冠を手にした濱田蓮君(KSTC、金山小4年)と、同女子の部で5位入賞の徳永陽愛里さん(同、金山小5年)が16日、熊野市役所を訪れ、河上敢二市長らに報告。次の大会も優勝したいと目を輝かせた。

 同大会は3月29~31日に千葉県白子町で開催された。濱田君は紀宝町の成川ソフトテニススポーツ少年団の上野昊君(成川小4年)と、徳永さんは伊勢市の北浜に所属する堀内梨花さんとペアを組み、三重県代表として戦った。

 濱田君と徳永さんはKSTCの伊東裕康監督と共に熊野市役所を表敬訪問。大西浩之副市長や倉本勝也教育長、市職員から歓迎の拍手を浴びながら、貴賓室へと向かった。

 河上市長は開口一番「おめでとう。がんばったね」と祝福。日本一のトロフィーを手に濱田君は「決勝戦の相手が強かった。優勝できて嬉しい。全国大会の連覇を目指します」と笑顔。徳永さんは「負けて悔しかった。次の全国大会予選で優勝し、来年の大会も優勝したい」と話した。倉本教育長も「本当に頑張ったと思います。これからもテニスを続けて」と激励した。

 濱田君は兄、徳永さんは父親と、いずれも家族がソフトテニスをしていた影響で小学1年生から始めた。最近では週6回の練習に励んでいる。伊東監督によると、この大会で三重県勢が優勝するのは伊勢、松阪のチームに続き3度目。紀南地方では初。濱田君は成川スポ少の上野君と、徳永さんは北浜の堀内さんとそれぞれソフトテニスを始めた小学1年生の時からペアを組んでいる。伊東監督は「みんなが競い合って練習しています。大会で練習の成果が発揮できた」と選手の成長を喜んだ。

 「短いボールを拾うことが得意」と話す濱田君。練習のほか、学校での友だちとの遊びなどを通じて足を鍛える。徳永さんはストロークのフォアハンドが持ち味。今大会の悔しさをバネに練習を重ねるという。

 河上市長は向上心あふれる二人に「濱田君、来年もまた日本一になって。徳永さんもリベンジで日本一に」と期待を寄せた。なお、大会は3月に行われたため、出場時の学年は記事表記よりも1学年下。

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