「第24回全国小学生ソフトテニス大会」が3月29~31日、千葉県白子町で開催。ダブルス男子4年生以下の部に三重県代表として出場した成川ソフトテニススポーツ少年団の上野昊(そら)選手(成川小4年)と濱田蓮選手(熊野市/KSTC)のペアが見事優勝。上野選手は10日、熱戦を戦い抜いた証である賞状とメダルを手に紀宝町役場を訪問、西田健町長らに結果を報告した。
この部には各都道府県の予選を勝ち抜いた強豪ペア175組が参戦した。上野・濱田ペアは、5チームずつ35組のグループに分かれた予選リーグを全勝し、決勝トーナメントに進出。接戦を制しながら勝ち進み、決勝戦では北海道の村上瑛太・安藤魁人ペアと対戦し、4―3のフルセットで勝利した。
上野選手は昨年に続いて2年連続の全国。前回は予選リーグ2位で決勝トーナメントに進むことはできなかった。前年の悔しさをバネに挑んだ本大会では目標をベスト8に掲げていたが、最高の結果で終えることができた。大会を振り返り、上野選手は「決勝戦ではポイントを取ったり取られたりして厳しい試合で、風の向きを考えながら試合に臨みました。優勝できて最高です!」と話した。
全国トップの報告を受け、西田町長は「〝紀宝町に上野昊の姿あり〟と知らしめることができた。これからは追われる立場になるので、これまで以上に練習を重ねてさらに強くなって。たくさんの経験は上野君の力になる。年齢を重ねていっても日本一を目指せる選手になってくれることを期待しています」、西章教育長は「ソフトテニスがさかんなこの地域ではたくさんの選手が活躍してくれています。しかし、他の地域でも選手が強くなってきていたところで、久しぶりの報告が聞けて嬉しいです」とそれぞれ健闘をたたえた。