熊野市・南牟婁郡の9中学校で8日、入学式が挙行された。各中学校の入学式では制服に身を包んだ新入生たちが成長した姿を披露。希望に満ちた中学校生活をスタートさせた。
この日は熊野市の木本、有馬、新鹿、飛鳥、入鹿中、御浜町の阿田和、尾呂志学園中、紀宝町の矢渕、相野谷中学校でそれぞれ入学式が行われた。
飛鳥中学校では在校生や教員、保護者の拍手に迎えられ新入生7人が入場した。在校生の佐藤優芽さんが「飛鳥中で夢や目標を見つけ、達成できるよう一緒に頑張りましょう」と歓迎の言葉。新入生を代表し、山本琴莉さんが「新しく入学した仲間と協力し、新しいことに積極的に取り組んでいきます。感謝を忘れず、飛鳥中の生徒としての自覚を持ち成長していきます」と決意を新たにした。
新鹿は小中合同で入学式が行われた。中学校には4人が入学。上級生や教員、来賓らから温かく見守られ、アットホームな雰囲気の中で式典が挙行された。
入鹿中学校には5人が入学。山本時生校長は式辞で「無限に広がる人生において、中学時代のたったひとつの出来事で、たった一日の過ごし方で、その後の人生の方向が大きく変わることもあります。つまり『毎日が未来への分岐点』なのです」と述べ「自分の可能性を信じ、挑戦を」とエールを送った。
尾呂志学園には小学校を卒業した3人が中学生の仲間入り。これまで一緒に過ごしてきた小学校の後輩や中学校の先輩たちを前に、少し照れくさそうな表情ながらも、立派に成長した姿を見せていた。
木本、有馬、阿田和、矢渕、相野谷中学校でも新入生たちは温かい歓迎を受け、新しい学校生活の始まりに胸をふくらませている様子だった。