大会本番をお楽しみに 熊野大花火に向け約150発を試射

 熊野市木本町の鬼ヶ城やケーソン付近で4日夜、熊野大花火大会に向けた試射が行われた。今年の熊野大花火大会が開催される8月17日は日曜日。多くの人出が予想される中、関係者らが満足してもらえる大会にしようと、打ち上がる花火1発1発に鋭い目を光らせた。

 試射は花火の色や形などを確認するもの。夜の帳が下り始めた午後6時40分から、熊野大花火大会に参加予定の和田煙火店、紀州煙火、伊藤煙火工業が計34プログラム合約150発を打ち上げた。

 2・5号から10号(1尺)の花火がゆっくりと打ち上がり、夜空に鮮やかな光跡が舞い踊った。会場付近では花火実行委員会や関係者らが花火の具合を入念にチェック。色や開き具合などを評価し、熊野大花火大会で観衆に喜んでもらえるよう、花火の出来栄えを確かめた。

 熊野市観光協会の中平孝之会長は「今年は日曜日開催なので、かなり多くの人に来ていただけると思います。8月17日を楽しみにして欲しい」と話した。

 また、堤防や海岸には花火を見物しようと多くの市民らが訪れた。有馬町の男性は「ゆっくり打ち上げるのと、風があったから煙がほとんどなく、きれいな花火が見れますね。大会本番も楽しみにしています」と夜空に咲く花火を見上げていた。

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