5月に「ツール・ド・熊野」 レースでの活躍誓う キナンサイクリングチーム熊野市など表敬訪問

 三重県から和歌山県にまたがる熊野地域をベースとする「KINAN Cycling Team(キナンサイクリングチーム)」がこのほど、UCI公認国際自転車ロードレース「ツール・ド・熊野」の舞台となる熊野市と和歌山県新宮市、古座川町をそれぞれ表敬訪問。レースでの活躍を誓うとともに、大会への協力や応援体制の整備の約束を受け、本番に向け機運を高めている。

 今年の「ツール・ド・熊野」は新宮市を大会本部に5月8~11日の4日間で行われる。第1ステージは和歌山県印南町での「印南かえる橋周回コース」(125・3㌔、8日)、第2ステージは「古座川清流周回コース」(126・7㌔、9日)、熊野市では第3ステージ「熊野山岳コース」(107・7㌔、10日)を実施。最終日の11日は「太地半島周回コース」(104・3㌔)を予定している。

 キナンサイクリングチームは今月13日に3市町を訪問。石田哲也監督をはじめ新城雄大キャプテン、今季加入の新宮颯太選手が本拠地のひとつである和歌山県新宮市を皮切りに、同古座川町、三重県熊野市の順に足を運んだ。

 新宮市では田岡実千年市長、古座川町は大屋一成町長、熊野市では河上敢二市長がそれぞれ選手たちを歓迎。終始和やかなムードで歓談した。

 キナンサイクリングチームは、大幅にメンバーが入れ替わった新チーム体制や、UAE(アラブ首長国連邦)でシーズンインを果たしたことなどを報告。5月のツール・ド・熊野に向け、各自治体とチームが力を合わせてイベントを盛り上げることに寄与していくことも約束した。

 3市町ではツール・ド・熊野のほかにも「紀南シーサイドヴェロフェスタ」(例年12月開催)や「グランフォンド熊野」(今年は1月26日に開催)を開催。さらに3月には「KOZAGAWA Experience & Ride Vol.02」を控え、チームとしてこれらイベントへの継続的な参画も行っていく。

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