「第52回全国高校選抜卓球大会」の三重県予選会が25日、伊勢市の三重交通Gスポーツの杜伊勢で行われ、県立紀南高校2年の長尾優月さんが女子シングルス(2部)で優勝。3月8日から岡山県で行われる全国大会に三重県代表として出場することが決まった。
予選会は県内の高校から64人が参加し、トーナメントで優勝を争った。組み合わせは完全ランダム抽選で行われたため、初戦から優勝候補同士がぶつかるなど波乱の展開となった。そんな中、長尾さんは順調に勝ち進み、県内屈指の実力者である坂口芽依選手との決勝に臨んだ。長尾さんは「カットマン」と呼ばれる守備に特化したプレースタイルで、坂口選手の強打の勢いを封じながら粘り強く闘い、見事3―0で完封。昨年の初戦敗退から一転、優勝者のみ手にできる全国への切符をつかんだ。
これまでに県の有力選手を破ったことが自信につながった。大会を振り返り、長尾さんは「優勝が目標だったので良かった」と一言。全国に向けて「上手な人たちばかりだけど、予選リーグを突破して決勝トーナメントに行きたい。〝ツッツキ〟の時にボールが浮いてしまうことがあるので、課題を克服したい」と話した。
なお、大会では舛屋めいさん(2年)がベスト8、高田侑宇さん(2年)が男子シングルス(2部)でベスト16の成績をおさめた。