「みかんやったらええやん」 御浜小5年生がPR曲制作 かんきつ学習の総まとめで

 御浜町立御浜小学校では5年生を対象に、通年でかんきつ学習に取り組んでいる。地元農家の協力を受けて温州みかんを収穫したり、役場の協力でみかん産地再生への取り組みを学んだりして、自分たちが暮らす〝年中みかんのとれるまち〟への理解を深めている。11月には三重大学東紀州サテライト教育学舎の須曽野仁志さんと小山和彦さんを迎え、プログラミングでのAI作曲に挑戦し、『みかんやったらええやん』というタイトルの御浜町PR曲を制作。本年度の5年生30人は19日に取り組みの総まとめとして役場を訪問し、大畑覚町長、本誠一教育長、仲村和彦農林水産課長に完成した曲を届けた。

 児童は6班に分かれ、『町のみかん』『町の人々』『町の自然』『町の子ども』をキーワードに、町をPRする歌詞を作成。そしてAIを活用してピアノ調、ヒップホップ調など各班12曲ずつ計72曲の候補曲を制作し、その中から厳選して1曲ずつを決めた。

 子どもたちの作った曲を聴き、大畑町長は「御浜町は将来、こうあってほしいという想いを込めて作ったんだと感じました」、本教育長は「歌詞に込めた想いを大事にしながら、これからも成長していって」、仲村課長は「〝真剣ならば知恵が出る〟。町の取り組みがみんなに届いた」と賛辞を贈った。

 子どもたちが作った曲は、産直市場「みはまロコ」で流されるという。

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