母校にテントを寄贈 木本中1978年度卒業生

 熊野市木本中学校の1978年度卒業生は16日、母校にワンタッチテントを寄贈した。持ち運びや設置にも便利なテントで、体育祭や各種イベントなどで活用される。

 1978年度卒業生は11月3日に同級会を行い、なにか木本中のためにできることはないかと相談。学校から現在、テントの更新を進めているという話を聞き、今回の寄贈となった。

 16日は同級生を代表し西益史、山上克俊、水谷徹さんが木本中を訪問。体育館で寄贈式が行われ、西さんが「大切に使っていただければ」と話し、テントを贈った。新しいテントは3㍍×6㍍の大きさ。緑のシートに1978年度卒業生同窓会と記されている。

 下古谷克典校長が「大変ありがたいです。パイプ式のテントからワンタッチ式に取り替えており、厳しい予算の中で少しでも増やしたいと思っていました。大事に使わさせていただきます」。生徒会役員の堀後阿依薩、若山煌斗さんも「素敵なテントをありがとうございます。体育祭などで大切に使います」とお礼を述べた。

 この後、堀後、若山さんが先輩たちに「当時はどれぐらいの生徒がいたんですか」「部活動は何をしていましたか」など次々質問。水谷さんらが「当時は一学年160人の3学年で500人近い生徒がいました。先生も厳しかった」などと回想。剣道部だったという山上さんは「バスケ部とバレー部の隙間のスペースで練習していました」などと思い出を振り返っていた。

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