「一般国道42号新宮紀宝道路」が7日(土)午後3時、いよいよ開通する。地域の悲願である道路の開通への機運を高めるイベントとして11月30日、この道路を歩く「熊野川河口大橋フリーウォーキング」が開かれた。たくさんの人が訪れ、この時しかできない自動車専用道路を歩いて楽しんだ。
紀宝町神内の紀宝バイパスから新宮市あけぼのを結ぶ延長2・4㌔の道路で、歩行者、自転車、125㏄以下のバイクは通れない。インターチェンジは①紀宝バイパスから入る「紀宝IC」②鵜殿市街地から入る「紀宝鵜殿IC」③新宮市あけぼのから入る「新宮北IC」―の3ヵ所。
イベント当日は絶好の天気で、開始前から大勢の人が集まった。午前10時に道路が解放されると、参加者は真新しい道路を一歩一歩踏みしめながら世界遺産・熊野川の雄大な景色を楽しんだ。
大阪からやってきたという夫婦は「連休になるとよくこっちの方に観光に来て、熊野大橋を通るんですが、渋滞でイライラすることも多い。新しい道路ができて不満も解消されると良いですね」と話していた。