御浜町小中学校の併設校 市木地区南平を候補地に 令和12年度供用開始を目指し

 御浜町が検討中の小中学校の今後の在り方ついて、現在、小中学校を小・大規模2校ずつ、計4校に統合するという基本的方向性が示されている。小規模校は尾呂志学園小中学校を引き続き使用するが、大規模校については新たに新設するという案で進んでいる。22日に開かれた総合教育会議で、町は「海抜30㍍程度の高さがあり、小中学校を併設して多目的な活用も考慮した広い駐車場も設置できる、4万平方㍍の広さを確保できる」という条件をもとに、市木地区南平(萩内団地の近く)を建設候補地として提示した。来年度から用地取得をスタートし、令和12年度からの供用開始を目指す。

 大規模学校として、御浜・阿田和・神志山の3小学校、阿田和・御浜の2中学校をそれぞれ統合し、小規模学校として尾呂志学園(小中併設校)を継続使用する。

 防災面から高台の土地であるか、広い土地が確保できるか、用地取得が比較的容易であるか、交通事情が良いか、通学距離が極端に長くならないかという条件から、町はまず市木地区南平のほかに志原地区(御浜中学校周辺)、阿田和地区(星山)の3ヵ所を選定。そこから防災面と土地の確保を優先的に考えたところ、今回の候補地を決めた。

 候補地の選定にあたって、通学距離が遠くなる家庭などの課題が浮き彫りになるが、スクールバスを運行するなど通学時間が概ね30分以内におさまるような対策をとっていくという。

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