市民ら歌声で歓迎 両市の友好と発展を 熊野市ソレント市長らが訪問

 熊野市と姉妹都市提携を結ぶイタリア・ソレント市のマッスィモ・コッポラ市長をはじめとするソレント市の公式使節団5人が16日から熊野市を訪れた。17日は市役所で歓迎セレモニーがあり、友好ムードに包まれた。

 熊野市とソレント市は平成13年11月29日に姉妹都市提携を締結。両市がお互い児童を海外派遣したり、芸能祭に出演したりするなど交流を続けている。

 今回、ソレント市からマッスィモ市長をはじめキァーラ・サヴァレーゼ夫人、娘のリータ・コッポラさん、ソレント市職員のスィルヴァーナ・ガルジューロ、ルイージ・ダリーゼさんが熊野市を訪問した。

 一行は16日に熊野市入り。17日の歓迎セレモニーには河上市長や大西浩文副同、濱重明市議会議長、松田唯副同、倉本勝也教育長、谷川孝栄、東豊両県議が出席した。

 市役所前に到着したソレント一行を市民や市職員らが両国旗の小旗を振って出迎え、混声合唱団「ベーレンコーア」が『帰れソレントへ』と『フニクリ・フニクラ』を合唱し歓迎した。

 河上市長は歓迎の言葉を述べ海外派遣児童や様々な交流事業など、両市のさらなる交流発展に期待。マッスィモ市長も親密な友好関係が続いていることや、2つの文化がふれあいお互い成長することを喜んだ。

 引き続き、両市の更なる友好に向け調印。山崎運動公園でクマノザクラを植樹した。夜には市文化交流センターでソレント市長来市記念ピアノコンサートが催され、イタリア・ヴェチェンツァ出身のダニーロ・レアさんが聴衆を魅了。国際交流推進協議会による歓迎会も催され、両市の親睦を更に深めた。

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