三重VS和歌山の大綱引き大会 新宮紀宝道路開通記念地域活性化イベントが盛況 紀州材つなげてギネス記録達成

 一般国道42号新宮紀宝道路が今秋いよいよ開通。地域念願の道路開通を記念して29日、紀宝町と新宮市にまたがる熊野川河口大橋~新宮木材協同組合前道路を舞台に地域活性化イベントが開催され、大勢の地域住民が機運を高めた。

 この日は①「三重県vs和歌山県」の大綱引き大会②「木材並べ」でギネス世界記録(TM)に挑戦③広域交流物産展・ステージイベント―の3つが催されたほか、飲食・物産スペースも設けられ、地域内外の人気店や話題の店舗が出店。ステージイベントでは地元学校の吹奏楽部や和太鼓、ダンスグループが会場を盛り上げた。

 三重と和歌山による大綱引き大会は、平成15年に新熊野大橋で開催されて以来20年ぶりに復活。こどもの部(120人vs120人)、大人の部(200人vs200人)に分かれ、両県の老若男女が雌雄を決した。2本先取の結果、どちらの部も和歌山が2―1で勝利した。

 木材並べは、河口大橋の上に世界遺産スポットを名入れした地元特産紀州材(4㍍)を並べて三重と和歌山をつなぎ、世界記録(記録名:Longest line of squared timbers)にチャレンジ。50本をつなげるとギネスに標準記録として申請できるが、今回はその3倍の150本に挑戦した。大雨の中、両県から木材が繋がれ、最後は中央で西田健紀宝町長、田岡実千年新宮市長らが最後のピースをくっつけて、見事世界記録を達成した。

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