山本君(陸上)、南さん(柔道)表敬訪問 努力重ねて成長を 木本中教育長に全国大会報告

 夏の全国大会に出場した熊野市木本中学校(下古谷克典校長)3年生の山木慶斗君(陸上)と南玲衣さん(柔道)が18日、熊野市教育委員会の倉本勝也教育長を表敬訪問した。2人は今後も競技を続け努力を重ねることを語り、倉本教育長から期待と激励の言葉を受けた。

 陸上部の山木君は7月21日の県大会男子110㍍ハードルで14秒51をマークし見事優勝。東海大会、全国大会へと進んだ。福井県で8月19日にあった全国大会では予選で組4位となり、指導する桝本善応さんは「指導を受けたことを自分で考えやっている。まだまだ伸びます」とさらなる成長を楽しみにしている。

 柔道部の南さんは7月28日の県大会女子個人戦70㌔級で優勝。東海、全国大会へと臨んだ。8月22日に長野県で開かれた全国大会では1回戦を勝ち抜いた。2回戦で惜しくも敗退したが、後輩たちに全国の夢舞台に立つことの楽しさや難しさを伝えた。

 2人は下古谷校長、担任の玉置星都教諭とともに市教委を訪問。下古谷校長は「2つの部活動で全国大会に出るのは珍しいことで喜んでいます」と話した。

 山木君は2年生の時に大阪であった大会で、これまで目標としていた選手に勝利したことが起点となり、記録が伸びたことを話した。木本中陸上部のチームメイトでライバルでもある和田竜一君と切磋琢磨したことが成長に繋がったと喜んでいた。

 南さんは小学校4年生から大道館で柔道を始めた。中学1年生時にはチームメイトが活躍する中、一人だけ表彰台に上がれなかった悔しい思いをバネに練習を重ねた。中2の時に初めて準優勝できたことが自信となり、3年時には春の大会でも優勝することが出来たという。

 これからも競技を続けたいという二人の姿に、倉本教育長は三重県大会で優勝し全国大会を経験したことを讃え「二人とも自分の思いをしっかり言葉にできる。これからも練習を重ね、人間としても成長してください。期待しています」と激励した。

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