熊野市議会の6月定例会は19日、本会議を再開し一般質問へと移った。21日までに松田唯、森岡忠雄、久保智、和田泰史、仮屋義雄、大橋秀行、川口朋、岩本育久、畑中新子、扇谷智美議員が市の方針を質す。和田議員からは熊野大花火大会について台風シーズンを避けて開催する発想が出た。
初日は松田唯、森岡忠雄、久保智、和田泰史、仮屋義雄議員が登壇した。松田、久保議員は熊野アグリパーク整備事業について質問。市では今年3月に基本計画が完成し、現在、基本設計にとりかかっているとし、来年2月の市議会全員協議会で一定の報告ができるよう準備を進めている。
森岡議員は獅子岩への専用駐車場設置を質問。植樹帯を駐車場に出来ないか、粘り強く国土交通省に要望していくよう求めた。
和田議員は熊野大花火大会に関し、延期となった場合の課題を聞いた。答弁を受け、和田議員は「延期リスクの主な要因は台風が考えられる」とし「8~9月は台風が多い。台風の接近状況を考えた場合、天候が安定した時期に花火大会を開催する発想も出てくると思う」と述べた。観光商工スポーツ課の大井伸剛課長は「スタッフや学校駐車場の確保、熊野花火の起源である追善花火の考え方への地元の思いなど調整が必要になってくる。実行委員会を中心に地元の意見や関係者の方々の意見を伺いながら協議してまいる必要があると思います」と答えた。
仮屋議員は空き家対策について、地域実情に詳しい自治会役員ら地元関係者との一層の連携強化を訴えた。
各議員の一般質問の主な内容は順次掲載。