12歳以上~16歳未満も準備中 早ければ7月上旬から接種 熊野市コロナワクチン16~64歳に接種券発送

 熊野市は16日、新型コロナウイルスワクチンに関し65歳未満(16歳以上~65歳未満)の接種券の発送を開始した。現在行われている65歳以上の集団接種の予約状況によっては、65歳未満も早ければ7月上旬からのワクチン接種も可能との考えを示した。今後は12歳以上~16歳未満への接種方法も検討を進めていく。

 16日行われた市議会一般質問、岩本育久議員のワクチン接種の現状と今後の課題に関する質疑応答によると、市内ではこれまでに高齢者施設、医療機関での個別接種、市の集団接種により高齢者約55%が1回目、約10%が2回目のワクチン接種を完了している。目標とする高齢者の7月末接種完了への課題としては、8月以降に医療機関で個別接種を予約している人への対応が必要。地域別に接種状況を把握し、希望する高齢者が7月末までに接種完了できるよう、必要な地域での集団接種実施など調整を図っていく。

 65歳未満の今後の接種予定は16日に接種券の発送を開始。基礎疾患のある人や高齢者施設従事者、60~64歳の人の受付を23日から開始。それ以外の人は26日から予約を受け付ける。予約方法は電話と市公式ライン。

 また、5月31日に国からの予防接種に関する指示が一部改正され、6月1日から接種対象者が12歳以上になった。熊野市では16~64歳の後に12歳以上~16歳未満への接種券発送準備を行っており、準備が整い次第、発送する。

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