熊野市有馬小学校(山崎弘行校長)の5年生22人は15日、有馬町池川にある株式会社「黒毛和牛の岡田」の牧場を見学した。児童らは丹精込めて育てられている牛たちとふれあい「命を頂く」ことへの思いを深めた。
総合学習や食育など授業の一環。命についての学習にあたり、実際に牧場を訪れいかに牛が大事に飼われているのかを知り、命を大切にして動物愛護精神を養う目的。
児童らはバスで牧場に到着。同社の西村茂之代表取締役社長が歓迎し「うちの牛たちは人になついていておとなしいです。じっくりと見てあげてください」と呼びかけた。
この後、児童らは西村社長らから案内を受け、子牛から出荷が近づく大きな牛まで、段階に応じた厩舎を見学した。同牧場で育てられる「美熊野牛」は黒毛和牛のメス牛で、同牧場には150頭。育った牛は体重700㌔になることなどが紹介された。
児童らは牛の大きさや大人しさ、声の大きさなどを間近で体感。牛の頭を撫でようと挑戦する児童らもいた。頭をなでた児童らは「ゴワゴワしてる」とびっくり。岩﨑友哉君は「思ったよりもかたかった」と感想を語った。