JR熊野市駅前の熊野市文化交流センターで24日、五月人形などを展示する「クマノミチの端午の節句展」が始まった。展示は6月5日(水)まで。
5月5日の子どもの日(端午の節句)にちなみ、広く市民らから提供を受けた段飾りや兜、五月人形などを展示。今年は鎧兜16セット(うち段飾り11セット)、兜飾り11セットがズラリと並んでいる。
展示は当初27日からの予定だったが、スタッフの努力により前倒しで展示作業が完了。華やかさと力強さが感じられる鎧兜など、いずれも雄々しさにあふれ、大切に保管してきたことを物語るように美しく輝いている。中には熊野市紀和町の赤木城築城を手掛けた藤堂高虎と同じ兜も展示されている。
また、天井付近の空間には大きな鯉のぼりも吹き流しとともに7匹が飾られた。約10㍍の大きなのぼり旗も展示しており、訪れる人の目を楽しませている。主催者では「同じように見えてもよく見ると家紋やデザイン等の違いがあって面白いです。ぜひ、ご覧ください」と呼びかけている。