天皇皇后両陛下の長女・愛子内親王殿下は26日、三重県にお成りになり、伊勢神宮を御参拝された。雷を伴った雨も〝うれし涙〟のように、皇祖神の天照大神を祀る内宮では爽やかな青空が広がる中、正殿前の内玉垣南御門で玉串を捧げられた。
愛子内親王殿下の神宮御参拝は両陛下と共に御来県された平成26年7月以来。お一人での御参拝は初めて。
愛子内親王殿下は午後0時50分ごろの特急で鳥羽駅にご到着。白のスーツ姿でお見えになった愛子内親王殿下を一目見ようと、改札付近には約200人が集まった。愛子内親王殿下はロイヤルスマイルを絶やさず国民に目線を向けられた。
伊勢神宮では今春に学習院大学を卒業したことなどをご報告。凜とした表情で玉砂利の参道を歩かれた。降ったり止んだりの雨も、内宮では太陽神の天照大神が歓迎するかのように空が晴れ上がり、神々しい陽の光が愛子内親王殿下を照らした。
27日は明和町の斎宮歴史博物館や、いつきのみや歴史体験館を御視察。奈良県へと移動され、神武天皇の陵を御参拝し帰京された。
愛子内親王殿下のお姿を一目見ようと、鳥羽駅を訪れた男性は「皇后陛下にお姿や立ち居振る舞いがよく似ていました。成年皇族としてご立派なお姿でした」と感激していた。