令和5年秋の叙勲で旭日双光章(地方自治功労)の栄誉に輝いた御浜町志原の山門亮彦さん(79)の受章祝賀会が28日、熊野市井戸町のみどりやで開催され、発起人の大畑覚御浜町長、池上勝生町議、日本土木工業の中野周一代表取締役、垣内貴さん、選挙事務所の責任者として活躍した東正幸さんをはじめ、来賓、関係者ら約70人が出席。山門さんの功績を称えるとともに栄誉を祝った。
山門さんは平成9年に御浜町議会議員選挙で初当選し、以後令和3年まで連続6期24年にわたって在職。議長(平成13~17年、23~25年)や産業土木常任委員会委員長、総務産業常任委員会委員長などの要職も歴任し、崇高な政治信念を持って町の産業、福祉、経済、文化、生活基盤等の向上に大きな功績を残した。県の令和5年産業功労者表彰(農林水産部門)も受賞している。
はじめに、発起人を代表して大畑町長が「要職を歴任し、生活基盤の向上などに多大な貢献を残したうえ、かんきつ振興や志原保育所の建設にもご尽力いただいた。今日は受章を一緒に喜び合い、山門さんには今後も町の発展へ的確なご指導、ご鞭撻を頂きたい」と挨拶。来賓の谷川孝栄県議が「山門さんの栄誉は地域にとっての誇りであり、志を継いでいかないといけない」と述べ、森本繁史元県議も「〝戦友〟の叙勲はわがことのように嬉しい。今後も末永く地域のために活躍を」と祝福した。
出席者を代表して同級生の中村隆洋さんが記念品を贈呈し、次女の起代さんと、孫の壮太さんが山門さんと育見夫人に花束を贈呈。山門さんは多くの来場に感謝し「選挙戦では多くのご支援を頂き、皆さんあっての叙勲と思っています。初当選した時期は課題が山積しており、解決に向かって努力したことを思い出します。これからも地域の問題は多いが、皆さんで解決していき、活力ある地域として進んでいけるようご協力いただきたい。苦労を掛けた家族にも改めて感謝したい」と謝辞を述べた。
東さんの発声で乾杯して祝宴に移り、出席者は和やかに懇談。昔話も交えて山門さんの功績を振り返り、長年の尽力に感謝した。最後は垣内さんの音頭で万歳三唱し、出席者が栄誉を喜び合っていた。