熊野市の新鹿、金山、育生、神川、二木島地区で15日、敬老会や長寿を楽しむ会がそれぞれ催された。いずれも顔を合わせての敬老会は4年ぶりとなり、おいしい料理や余興で長寿を祝い、出席者らが再会を喜びあった。
新鹿地区は新鹿公民館で行われ、77歳以上の40人が出席。4年ぶりの開催となり、新鹿地区社会福祉協議会の喜田耕三会長が「楽しいひと時を」と挨拶。米寿を迎えた14人に地元の濱重明市議から市や社協の記念品が手渡された。余興では新鹿保育所の子どもたちがダンスを披露し、かわいい姿に出席者らが目を細めていた。
金山地区は金山多目的集会所で長寿を楽しむ会を開催。77歳以上の41人が参加した。まずは手軽に遊べるスポーツ「ボッチャ」で交流。和気あいあいと盛り上がりを見せた。また、過去の盆踊りや「くいしん坊!万才」の収録など金山地区での催しなどのビデオも上映され、出席者らが懐かしさに浸っていた。
育生地区は自然休養村センターで敬老会という枠を外し、地域住民の交流の催しを行った。会場ではフリーマーケットも開催。育生地区社会福祉協議会やボランティアが食事やコーヒーなどでおもてなしした。カラオケで100歳の女性が美声を披露する場面も。若い家族の姿もあり、地域ぐるみで交流を深めていた。
神川地区敬老会は神上生活改善センターで開かれた。77歳以上の16人が参加。河上敢二市長や阪口任紀熊野市社会福祉協議会々長、藤根正典、谷川孝栄両県議ら来賓も出席した。神川地区社会福祉協議会の畑地昌弘会長の挨拶や来賓祝辞に続き祝宴がスタート。訪れた人たちは万国旗が飾らえたお祝いムードの会場で親睦を深めた。
二木島地区は趣向を変え、井戸町の熊野の宿「海ひかり」で敬老会を行った。関係者らも含め約40人が参加。美味しい料理に舌鼓を打ちながら、和やかに敬老会を楽しんだ。余興では木本中学校吹奏楽部も登場し、演奏を披露。見事な音色に大きな拍手が送られた。河上市長や谷川、藤根両県議も訪れ、長寿を祝福した。