決勝は劇的な逆転サヨナラ 園田学園が頂点に 西日本大学ソフト開幕

 第54回西日本大学女子ソフトボール選手権大会が5日から7日まで、熊野市有馬町のくまのスタジアムと防災公園野球場などで開かれ、決勝は園田学園女子大が劇的な逆転サヨナラで中京大に勝利し、見事頂点に立った

 大会は西日本大学ソフトボール連盟が主催するもので、東海以西の32チームが出場。3日間にわたるトーナメント戦で優勝を争った。

 園田学園女子は1回戦で至学館大に8―2で勝利すると、2日目は日本文理大に4―0、大阪国際大に4―2で勝利し準決勝へ進出。準決勝も武庫川女子大に5―1で勝利し決勝へコマを進めた。

 中京大との対戦となった決勝戦は、初回に中京大が2点を先制したが、園田学園はその裏すぐに3点を奪って逆転。中京大が3回に1点を返して同点とすると、ここから膠着状態となって3―3のまま規定の7回で決着がつかず、無死2塁からの延長タイブレークに突入した。

 8回は両チーム無得点に終わり、迎えた9回、中京大は足を絡めた攻撃で1点を勝ち越し。追う園田はその裏、盗塁と死球で無死1・3塁とすると、阿出川美夢さんが左中間に逆転サヨナラの2塁打を放ち、5―4で歓喜の優勝となった。

 なお、園田学園女子は熊野市とソフトボールを通じた交流が深く、2016年には文化交流として市教育委員会の市民大学講座など連携した取り組みを行っている。

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