熊野市木本町親地町にある「弁財天」の夏祭りが15日、脇の浜の木本魚市場周辺で開かれ、多くの家族連れらで賑わった。昨年に続き、レゲエミュージシャンで人気歌手「寿君」が来熊し、来場者がライブに酔いしれた。
この祭りは昭和から平成にかけて一度途絶えたが、10月の木本祭りで暴れ神輿を担ぐ木本奉仕委員会(樋口和道会長)が再開。実行委員会(橋本佳和実行委員長)が準備を進めてきた。
神事では木本神社の田中安弘宮司が町内安寧や海の安全などを祈願。また、子どもたちも弁天さんにお参りに訪れ、会場となった脇の浜でビアガーデンが始まった。
ステージではファットダンススタジオや木本節保存会、ダンスチームM’s、ANIANIフラが登場。牛乳一気飲み大会や大縄跳び大会も盛り上がった。
午後7時30分頃、「寿君」がステージに上るころには盛り上がりは最高潮に。ステージ前は夏の暑さを吹き飛ばすような熱気となった。
この後、お馴染みの抽選会へと移った。プレイステーション5など豪華賞品の当選結果が発表されるたび、子どもたちが一喜一憂。また、奉仕委員会のメンバーがステージに上がり、山本裕也今年度神輿奉仕委員長が伊勢音頭を披露、最後は打ち上げ花火が夜空を彩った。
「寿君」のグッズ販売所には多くのファンが行列を作り、会場では多くの来場者がビールや屋台の食べ物に舌鼓を打ち大盛況となった。