紀州路の夏の風物詩にもなっている太鼓イベント「響鼓in熊野」（仲森康純実行委員長）が８月６日（日）午後３時から、熊野市木本町記念通りの特設ステージで開かれる。コロナ禍での中止から４年ぶりの開催となる今回は「響鼓in熊野２０２３～ｔｈｅＦＩＮＡＬ～」と銘打ち、最後のイベントとなることも明らかとなった。
イベントは実行委員会主催、熊野市と熊野市記念通り商店街振興組合共催。28日、仲森実行委員長と黒瀧一輝、糸川正樹、島田勝行副同、伊東威事務局長が記者会見し、内容を紹介した。
木本小学校前にステージを特設し、新田元宮太鼓の寄せ太鼓が開演を告げる。今回はお馴染み中橋敏彦さんや太江田律子さんと二人が所属する「祝祭太鼓團あっぱれＷｉｔｈブラザース」（大阪府）や「響座いなせ組」（三重県松阪市）、「和太鼓大美和」（桜井市）、歌手の紀の川良子さんをゲストに招く。
地元からは１９９６年の第１回から出演を続けている熊野鬼城太鼓（熊野市）、熊野曼荼羅太鼓（和歌山県新宮市）をはじめ、創作太鼓紀宝楽（紀宝町）、熊野水軍太鼓保存会（同）、熊野水軍子供太鼓（同）、ほたる夢太鼓（同）が出演。フィナーレの『木本節組曲』では紀の川良子さんと響鼓オールスターズによる響鼓スーパーセッションが繰り広げられる。
会場周辺ではいこらい市やビアガーデンが催される。イベントは入場無料。小雨決行、荒天時は熊野市民会館で開催する。駐車場は木本小学校など。
仲森実行委員長は「コロナで３年間中止し、ようやく開催できることはうれしいが、様々なことを検討した結果、25回の節目で最後のイベントになりました。太鼓団体はもちろん、演奏を聴きに来てくれる観衆の方々、協賛事業者など関係するすべての方々に感謝の気持ちを込めて、25回分精一杯楽しんでもらえるように取り組んでいきたい」と話し、多数の来場を呼びかけた。
イベントの問い合わせは「いこらい広場」内の事務局（０５９７・89・４９９０）へ。
