熊野市駅前文化交流センターで25日から、「クマノミチの端午の節句展」が始まった。
5月5日のこどもの日(端午の節句)にちなみ、広く市民から提供を募って展示しているもの。今年は鎧兜16セット(うち段飾り11セット)、兜飾り12セット、五月人形1セットがズラリ。いずれも雄々しさにあふれ、大切に保管してきたことを物語るように美しく輝いており、熊野市紀和町の赤木城築城も手掛けた藤堂高虎と同じ兜も展示されている。
また、天井付近の空間には大きな鯉のぼりも吹き流しとともに7匹が飾られたほか、約10㍍の大きなのぼり旗も展示しており、こちらも来場者の目を楽しませている。
同展は6月4日(日)まで実施。「予定より早く展示作業が完了しました。今年は華やかさと力強さが感じられる鎧兜を中心とした展示で、同じように見えてもよく見ると家紋やデザイン等の違いがあって面白いです。ぜひ、ご覧下さい」と呼びかけている。