熊野市観光協会の中平孝之会長と紀の川良子副同、川原直美副同、熊野市観光スポーツ交流課の大井伸剛課長が7日、熊野市観光案内所2階で記者発表を行い、今年8月17日(木)に4年ぶりとなる熊野大花火大会の開催を発表した。
熊野大花火大会実行委員長を務める中平会長によると熊野大花火大会は令和元年8月26日に開催して以降、新型コロナウイルス感染症の影響から3年間中止に。今年は現時点でコロナの感染者数が落ち着いているうえ、5月には感染症法における感染症の分類が2類から季節性インフルエンザなどと同等の5類に移行されることなどを受け、今月5日に開かれた熊野大花火大会実行委員会で開催を決定した。
開催日は例年通り8月17日で、予備日は8月18、22、23、29日。打ち上げ数は1万発を予定しているが、花火の内容についてはこれから決めていく。記念通りの郷土物産展も従来通りに開催。有料浜席や有料堤防席も用意し、7月上旬に販売する予定だが、材料費の高騰などあり値上げも検討する。
中平会長は「この3年間、中止を決めるのは断腸の思いだったし、昨年秋に3度実施した花火では熊野大花火大会の復活を望む機運をヒシヒシと感じた。課題は山積だが、1つずつ解決して皆様に満足していただける花火にしたい。しかし、国際学生ボランティア協会の協力も例年は250~300人規模だが今年は100人程度なので、スタッフ不足の懸念もある。また、関係機関の職員もこの3年間で異動等により花火が初めてとなる方が多い。綿密に連携しながら、成功に向けて取り組んでいきたい。これから、できるだけの準備を行っていきます」と意気込んだ。
詳細は今後決まり次第、熊野市と熊野市観光協会ホームページで周知していく。