牟婁地区柔道会(会長・河上敢二熊野市長)主催の第40回紀南柔道大会(松田元委員長)が18、19両日、熊野市の市営体育館で開かれた。三重県内から約270人が出場し、白熱した試合を展開した。
新型コロナウイルス感染症の影響により3年ぶりの開催。例年は県内外から参加を募るが、今年は感染拡大防止のため、出場選手を県内に限って実施した。
18日は中学生の部、19日は幼児・小学生の部が行われた。小学生の部の開会式では大会長の河上市長が関係者の尽力に感謝を込め「日頃の練習成果を発揮し素晴らしい試合を。相手を思いやり、礼の気持ちを忘れずに。柔道は世界的な競技。皆さんの中から国内、世界で活躍する選手が誕生することを期待しています」と挨拶した。
来賓を代表し藤根正典県議が祝辞。来賓紹介に続き、地元・大道館の渡邊りゆのさんが「正々堂々、戦うことを誓います」と力強く選手宣誓した。
試合は団体戦から開始され、選手たちが日頃の練習成果を発揮。選手たちが気合のこもった試合を展開した。選手たちは大会を通じて心技体を磨き切磋琢磨した。中学生の部では、木本、矢渕中の選手による牟婁地区柔道会(根本倖汰、渡邊心道、小西健太朗、川口慶一朗、中瀬古大斗選手)が団体準優勝。小学生の部でも紀宝柔道会(橋爪虹歩、楠本愛夢、莊司龍成、英大雅、畠虎仁朗選手)が3位に入った。大会結果(敢闘賞、個人賞は熊野市・南牟婁郡関係からの出場分)は次の通り。
【団体】
▼小学生①松阪市武道館(松阪市)②名張柔道スポーツ少年団(名張市)③鳥武館柔道スポーツ少年団(鳥羽市)、紀宝柔道会(紀宝町)
▼中学生①松阪市武道館(松阪市)②牟婁地区柔道会(熊野市)③朝陽中学校(津市)、東観中学校(同)
▼敢闘賞=市野妃桜(紀宝柔道会)、高村悠聖(尾鷲柔道スポーツ少年団)、今西夢果(大道館)
【個人】
▼幼児の部③柚木辰英(大道館)
▼小学1年①市野健史朗(紀宝柔道会)
▼同2年①前田汰一(大道館)
▼同6年③畠虎仁朗(紀宝柔道会)
▼中学女子③今西希実(木本中)、橋爪仁智香(矢渕中)
▼中学男子軽量級③畠慶州(矢渕中)