熊野市の第21回市民健康スポーツ祭(嶋淳好実行委員長)が13日、有馬町の山崎運動公園と防災公園屋内練習場で開催され、子どもから高齢者まで多くの市民がスポーツを楽しみ、心地よい汗を流した。
これまでは全市民参加型の運動会形式で行っていたが、コロナ禍でここ2年間は中止となり、実施方法も改めて協議。体験型ブース形式での開催に至った。
この日は朝から雨が降り、屋内練習場やちびっこ木造ハウスなど屋根がある場所を活用して実施。陸上、自転車、バスケットボール、ラグビー、柔道、野球、ソフトボールなどのスポーツや市身障連によるニュースポーツ、熊野市健康長寿課による健康チェック、熊野SCによる筋力トレーニングなど様々な体験ブースが用意され、参加者は各ブースを順番に巡りながら楽しく体を動かした。
午前11時からは防災公園屋根付き練習場でセレモニーがあり、くまの健康スポーツクラブの小川雅司会長が「今日の経験を健康づくりに役立ててください。健康で元気な熊野市を作って行きましょう」とあいさつ。河上敢二市長も「健康づくりの基本は歩くこと。この後はデューク更家さんから効果的な運動を指導していただけるので、最後まで楽しんで下さい」と述べ、久保智市議会議長、藤根正典県議も開催を祝った。
その後、ゲストのデューク更家さんによるウォーキングイベントが開かれ、デュークさんはまず、健康づくりにつながるボディバランスを良くするための3つの運動を指導。肩甲骨を外し、あばらが自由になる運動として、お馴染みの交差した手を挙げて大きく横に振る動きなどを指導し「毎日少しずつ続けることが大切」と語った。
続いてマスク生活による頭痛などの症状改善や免疫向上、ばね指改善、腰痛や膝痛解消などにつながる運動や、心筋梗塞や脳梗塞の予防につながるツボ押しなど、気さくに話しかけながら精力的に指導。健康づくりに効果のあるウォーキングも実践し、参加者が姿勢よく歩みを進めていた。
最後は豪華賞品が当たる抽選会も行われ、当選番号が読み上げられるたびに歓声が響いていた。