紀宝町は13日、今月8日に医療機関を会場として実施した新型コロナウイルスワクチン集団接種で、誤って使用済みの空の注射器を使用する間違い接種が発生したと発表した。
間違い接種があったのは小児(5~11歳)を対象とした集団接種。医療従事者が使用済み注射器を指定の廃棄用ボックスに捨てず、使用前の注射器を置くトレイに戻し、次の対象者に使用済みの注射器を使用した。
原因としては、廃棄用ボックスに注射器を捨てず、使用前の注射器を置くトレイに置いたことと、接種する際にワクチンが正しく充填されているかの確認不足としている。
町では使用済み注射器を使用された本人に深くお詫びすると共に、感染症の有無を調べるため血液検査の案内をしている。間違い接種をされた小児は現在のところ、健康状態に異常がないことを確認しているが、引き続き健康観察を行うという。
町では「ご本人と保護者に対して深くお詫びするとともに、今後、この様な事態を発生させないよう再発防止策を徹底致します」と話している。