伝統の『えびかき踊り』 尾呂志学園 地域の先輩から教わる 25日の運動会で披露

 御浜町の尾呂志地区で今月25日(日)に予定されている「尾呂志地区運動会」。尾呂志学園と地域住民が一堂に会して交流するイベントで、恒例プログラムとなっているのが地域伝統の『えびかき踊り』。児童生徒と住民が輪を作り、太鼓と音頭の軽快なリズムに乗って踊り、地域が一つになる。運動会を控え、尾呂志学園は15日、地域の先輩の仲口眺司さん、畑タミ代さん、亀田昭治さん、山中裕一さんを招き、児童生徒24人が踊りの指導を受けた。

 尾呂志地区の踊りは『酒酔い踊り』や『丸くなれ』『やっさのせ』『甚句踊り』『しゃんとせ』などがある。『えびかき踊り』もその一つで、子どもも覚えやすいのが特長。現在は少子高齢などの影響で踊り手も減ってしまったが、昔は朝から晩まで踊っていた。踊りが盛り上がる様子を地元の人は〝ようしゅんだ〟と表現するという。

 うちわを手に児童生徒は輪になり、亀田さんの太鼓と仲口さん、山中さんの音頭に乗せて実践。毎年恒例の練習に、中学生は慣れた身のこなしで踊る中、経験の浅い小学校低学年には畑さんがつき、一緒に踊りながら教えていた。

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