有馬中出身の峪中さんも登録 強豪8校集め初開催 女子高校野球 くまのBBFCup  

 女子高校野球8チームによる「第1回女子高校野球くまのべースボールフェスタCup」が23日(金)から25日(日)まで、熊野市有馬町のくまのスタジアムと防災公園野球場で開かれる。13日、熊野市政記者室で同フェスタ実行委員会の大崎順敬事務局長と大会を後援する熊野ロータリークラブの齋藤友紀会長が記者発表を行った。

 全国の女子硬式野球の底辺拡大と女子野球を通じた女性スポーツの向上を目指すとともに、地域のスポーツ交流を目的として初めて開催するもの。これまで高校、中学、学童と各年代での大会を開催してきたくまのベースボールフェスタが、新たな形として女子高校野球の大会を開催することとなった。

 大会には埼玉栄(埼玉)、横浜隼人(神奈川)、東海大翔洋(静岡)、至学館(愛知)、福井工大福井(福井)、岡山学芸館(岡山)、高知中央(高知)、神村学園(鹿児島)の8チームが参加。今夏に決勝のみ甲子園で行われた選手権大会を制した横浜隼人、今春の選抜覇者である福井工大福井など全国優勝や上位進出の経験があるチームばかりで、ハイレベルな熱戦が期待されている。

 また、岡山学芸館には熊野市有馬中出身の峪中妃奈子さん(1年)が内野手として選手登録。峪中さんは小学校時代に有馬クラブで中心選手として活躍し、中学時代は三重高虎ガールズの主将として全国制覇も経験しており、高校でも更なる飛躍が期待されている。

 大会はトーナメント戦で行われ、敗者同士の交流戦も予定。コロナ対策も万全を期し、開会式は行わず試合のみ実施する。大会は入場無料で観戦可能とし、検温と手指消毒への協力を求める。

 優勝カップを用意した齋藤会長は「若い選手たちの声は熊野に活気を与えてくれますし、我々も元気をもらえる。この大会に後援として参加できることを嬉しく思います」とコメント。大崎事務局長は「女子野球は守備のレベルが高く、非常に見ごたえある。三重県では初めての女子高校野球の大会であり、これを機会に新たな県内チームも出てきてくれたら。地元出身選手も頑張っていますし、来年以降もチーム数を増やし、地域で女子野球を盛り上げていければ。ぜひ多くのご観戦を」とPRした。

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