アーティストが一定期間滞在し、常時と異なる文化環境で作品制作等を行うアーティスト・イン・レジデンス「ＫＵＭＡＮＯＮＩＳＵＭＵ（熊野に住む）！２０２２」が熊野市神川町や飛鳥町、市街地および御浜町尾呂志地区で行われている。７月末から８月２日に掛けては、熊野市木本町記念通りなどのシャッターがアート作品に生まれ変わった。
このイベントは熊野市出身で現在、ウィーンを拠点に活動するアーティスト・えのもとひささんと、アーティストスタジオの管理マネジャーなどを行っているティナ・ナツビリシュビリさんが企画運営。国内外から14人のアーティストが、公共スペースや旧神上中学校で会場の特性を生かした展示や参加型作品制作のワークショップ、パフォーマンスを行っている。
記念通りなどでのペイントもその一環。上木本交差点近くや、木本小学校前のシャッターにアーティストたちが絵を描いた。木本小学校前のシャッターには、イベントを支援してくれている人たちの名前を記した。オーストリアからのアーティストたちが慣れない漢字や平仮名ながらも、見る人を和ませるような仕上がりになった。
今月11～14日には活動経過を写真や動画に記録し、市文化交流センターや旧神上中学校で最終展示する予定。調査研究段階から展示会の終わりまで期間全体を通し、参加アーティストとえのもとひさ、ティナさんのそれぞれの活動での発見や出会い、経験などをオンラインブログに記録し配信するという。先日の10日午後５時からは市文化交流センターでオープニングイベントが予定されている。
