木本高校吹奏楽部(井口朋香部長)の第22回サマーファミリーコンサートが12日、熊野市民会館で開かれた。3年ぶりの開催となり、部員たち総勢43人がこれまで頑張ってきた練習成果を発表。想いのこもった力強い演奏が観客に感動を与えた。
子どもから大人まで大人気のサマーファミリーコンサートだが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため一昨年、昨年は中止していた。
この日もコロナ対策を徹底して実施。開演の午後1時30分を前に、市民会館には開催を待ちきれないファンら約400人が続々と来場した。
コンサートは3部構成で行われた。第1部は今年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲「ブルースプリング」や「ジェネシス」で開演。引き続き、中部日本吹奏楽コンク課題曲「Normal March」やバレエ音楽が披露された。
第2部では馴染みのポップスや一世風靡した昭和名曲メドレー、さらには令和メドレーなどが演奏された。1年生のダンスや3年生のソロ演奏がコンサートを盛り上げた。
井口部長は多くの支援に感謝し挨拶。アンコールでは賑やかに「八木節」が繰り広げられた。部員たちのひたむきな努力と、人前で演奏できる嬉しさが伝わる音色に、客席から割れんばかりの拍手が送られていた。