三重県立高校入学者選抜学力検査(高校入試)の合格発表が17日、各校で一斉に行われ、合格を喜ぶ受検生の晴れやかな笑顔が見られた。
今回の合格発表は新型コロナウイルス感染防止のため、専用Webページでも行われた。各学校での発表は午前9時30分に合格者の受検番号が張り出された。
木本、紀南両高校では友達と一緒にやってきた受検生たちが、心配そうに掲示板を見つめ、自分の番号を見つけると「あった、あった」と友達や先生と抱き合って大喜び。カメラ付の携帯電話で掲示板を撮影し、家族に電話したりする受検生が見られた。
木本高校では普通科定員120人に128人、総合学科(定員40人)の後期選抜学力検査(定員19人)に10人が受検。普通科は120人が合格。総合学科は前期合格者21人と受検者10人、普通科受検者から8人の計39人が合格した。定時制には1人が合格し、木本高校は全日制、定時制含め受検者全員が合格となった。
一方、紀南高校(定員80人)は後期選抜(定員55人)に58人が受検。前期合格者25人と合わせて計80人が喜びの春を迎えた。
木本高校に合格した有馬中学校卒業の牧戸尊聖君は「学問や運動を文武両道で頑張りたい。木本高校で将来やりたいことを見つけたい」と高校生活に期待を膨らませていた。