三重県立木本高校(松本徳一校長)で1日、卒業式が行われ、木本は普通科119人、総合学科80人の合計199人が3年間、友情を育み、勉学やスポーツに励んできた母校に別れを告げた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年も式典の規模を縮小しての卒業式となった。
国歌や校歌の演奏に続き、松本校長が卒業生代表の赤阪将太さん(普通科)と石垣遥陽さん(総合学科)の2人に卒業証書を授与。式辞では「木本高校での生活は決して楽しい事ばかりではなかったと思います。勉強や部活動、そして友達との関係など、悩んだことや不安に思うこともあったかと思います。コロナ禍によって例年通りのことが行えなかったり、形を変えざるを得なかったりしたことも多くありました。しかし、その苦労した経験が、これから何十年と続く皆さんの人生を生きていくためのまさに『生きる力』になっていると思います。『高等学校卒業』というのは、自らの手で成し遂げた、人生における立派な栄誉。このことに自信と誇りを持ち、周囲の方々への感謝の気持ちを忘れずに、人と人との絆を大切にして、これからの人生を力強く歩んで下さい。夢と情熱をもって、前向きなチャレンジ精神で、自分の人生を堂々と生き抜いてくれることを心から願い、洋々たる前途に幸多からんことを祈念いたします」などと述べた。
この後、在校生代表の岡本優臣さん(2年)が送辞を述べ、卒業生代表の大川楓さんが木高での3年間を振り返り、先生方や両親、仲間への感謝と在校生へのエール、今後の成長を誓う答辞を述べ、式を終えた。
表彰を受けたのは次の皆さん。
▼産業教育振興中央会長賞=平嶋咲良
▼全国総合学科高等学校長協会賞=大平璃玖
▼全国商業高等学校長協会賞=黒川吏玖斗
▼皆勤賞▽1組=岩本佳子、大川楓、大久保音々、唐戸嶋海琉、菊山遊馬、木村優、九重地優奈、鈴木克弥、寺西希紅美、西那朋香、藤本将太、森本桃▽2組=岡鼻夏美、川口咲良、久保直輝、濵中蒼依、水口咲、村上楓花▽3組=今西明里、宇衛心音、後呂彩羽、亀田裕月、木原新那、楠本楓、古味直也、﨑安那、田中匠輝、中村心音、室谷りな、山口祐▽4組=川井望夢、平瀬皓大▽5組=岡﨑まいな、佐来風太、下平楓華、永井里奈、畑中嵐世。