日本私学ソフトボール連盟(増田正史会長)主催、第70回記念全国私立高校女子ソフトボール選抜大会が26日、熊野市有馬町のくまのスタジアムで開幕。同日午後からは華々しく開会式が行われ、27日から熱戦がスタートした。
同大会は第50回、第60回に続き熊野市では3度目の開催。全国から選抜された48校が出場し、同スタジアムと健康運動広場、市営球場、市営陸上競技場、防災公園野球場、御浜町の寺谷総合公園で、28日まで予選リーグを行い、29、30日にⅠ部とⅡ部に分かれての決勝トーナメントが行われる。
開会式では、地元ソフトボールチームクマノサクラキッズの選手たちがプラカードを持って先導する中、全国各地の選手が晴れ晴れとした表情で入場行進。客席には応援に駆けつけた保護者の姿も多数見られた。出場選手が出揃うと、式典を前に先日開催された全国高校女子選抜大会で優勝した千葉経済附属高校を祝福し、準優勝の創志学園、3位の埼玉栄、佐賀女子短大付属佐賀女子を紹介した。
開会式では日本私学ソフトボール連盟の坪川政則理事長が開会宣言を行い、号砲、国歌斉唱に続いて増田会長が「第50回、60回に続いて熊野市での記念すべき大会の開催となり、ぜひとも思い出に残る大会にしてほしい。各チームのご健闘をお祈りします」と挨拶。河上敢二熊野市長が「練習の成果を発揮し、素晴らしいプレー、素晴らしい試合を期待しています。また、熊野市は世界遺産の町でもあります。試合の合間には少しでも訪れて頂き、熊野市での思い出を持ち帰ってください」と歓迎と激励の挨拶を述べた。
その後、選手を代表して三重高校の山口琉泉主将が「この熊野という素敵な舞台で大きな声を出し、のびのびとプレーできる喜びをかみしめ、相手に敬意を持ち、悔いのないように最後まで自信と勇気をもって全力で戦い抜くことを誓います」と力強く宣誓。同日夜には鬼ヶ城センターで記念式典と祝賀会が開かれ、関係者多数が出席する中、70回の節目を盛大に祝った。
27日からは予選リーグが開幕。各会場からは保護者の声援も聞こえる中、選手たちがスピード感あふれるハツラツとしたプレーを披露した。