熊野市の全8小学校で18日、それぞれ卒業式が行われた。新鹿、木本、井戸、有馬、金山、五郷、飛鳥、入鹿小学校の卒業生合計110人がお世話になった先生や保護者、在校生らに見送られ、誇らしげに巣立ちの時を迎えた。
131回目の卒業式が挙行された熊野市木本小学校(畑中祥司校長)では在校生や教員、保護者の拍手に迎えられ卒業生が入場した。国歌、校歌斉唱に続き畑中校長が卒業生10人に卒業証書を授与した。
畑中校長は「伝統ある木本小学校第131回卒業生として本校を巣立つ10名の皆さん。ご卒業おめでとうございます」と卒業生たちにお祝いの言葉。ドジャースの大谷翔平選手のエピソードを紹介し「『努力に勝る天才なし』という言葉があります。皆さんは入学して間もない頃にコロナ禍を経験し、3年間を耐え忍んだ。自分の力を信じ、目標を持ち、その達成に向けて努力を続けられる人になりましょう。仲間を大事に、誰にでも優しくなれる人になってください」とエールを送った。
また、飛鳥小学校(二見哲生校長)では5人の児童が卒業した。中学校の制服に身を包み堂々とした姿で入場。カッコ良い先輩たちに、在校生たちも嬉しそうに大きな拍手で迎えた。
各小学校では、卒業生たちがこれまでの学校生活を惜しむように、大きな声で校歌を斉唱。校長先生から卒業証書を受け取り、立派に成長した姿を見せていた。在校生たちも式を彩る花や飾りを用意するなど、先輩たちの晴れの日を祝福していた。
小学校の卒業式は19日に御浜町の御浜、神志山、阿田和小、紀宝町の井田、神内、成川、鵜殿、相野谷小で挙行される。御浜町の尾呂志学園は中学校と同時に15日に行われた。なお、熊野市の小学校の今年度卒業児童数は次の通り。
▼新鹿小=6人
▼木本小=10人
▼井戸小=18人
▼有馬小=36人
▼金山小=28人
▼五郷小=3人
▼飛鳥小=5人
▼入鹿小=4人