三重県は御浜町や紀北町、尾鷲市など新たに県内7市町に寄贈されるみえ応援ポケモン「ミジュマル」がデザインされたマンホール「ポケふた」を公開した。御浜町の「ポケふた」はミジュマルとリスのような見た目の「パチリス」、紀北町はマンボウのような「ママンボウ」、尾鷲市は猫系の「ニャイキング」がそれぞれデザインされている。今回の寄贈で県内29市町に「ポケふた」が揃う。
三重県と株式会社ポケモン(本社・東京)では2021年に「ポケモンローカルActs」の取り組みを活用し、県の活性化に包括連携協定を締結。ミジュマルを「みえの応援ポケモン」に選出し、イベントやグッズ販売などに取り組んでいる。
「ポケふた」はポケモンがデザインされたマンホール蓋。ポケモンたちの魅力と各地域の魅力を知ってもらうことを目的に、1枚1枚をオリジナルでデザイン。それぞれ世界に一つだけのマンホールとして全国各地に設置されている。
費用はポケモン社が負担し、寄贈先の市町村の特色に合わせてデザインされている。東紀州地域では、これまで熊野市に鬼ヶ城センターに子熊のような「ヌイコグマ」、紀宝町ウミガメ公園にはこだいがめポケモンの「プロトーガ」がデザインされた「ポケふた」が寄贈されている。
設置予定日等は尾鷲市が3月21日(金)に夢古道おわせ、紀北町が3月29日(土)に道の駅紀伊長島マンボウ、御浜町は4月1日(火)に道の駅パーク七里御浜。
また、株式会社ポケモンは三重県に「ミジュマル」をメインにデザインした公園遊具も寄贈した。県では鈴鹿市住吉町のダイセーフォレストパークと、鳥羽市の鳥羽港佐田浜新港緑地の2ヵ所に、ミジュマルがデザインされた公園遊具6点を使った「ミジュマル公園」を整備する。開園時期は今年7月の予定。
10日に県庁で「ポケふた」などの寄贈式があり、同社の伊藤憲二郎最高ビジネス責任者が新たな観光名所となることを期待。一見勝之知事は「三重に来ると、人気ポケモンのミジュマルに会える。県内29市町にポケふたが揃った。探してほしい」と喜んだ。