一人一台端末の更新等 紀宝町新年度の事業案 新規事業は20種類

 紀宝町は令和7年度当初予算(案)を活用し、様々な事業を展開する予定。新規事業として、令和2年度から小中学生を対象に始まった、一人一台端末をより高い性能のものに更新する「学習用端末更新事業」、鵜殿運動場テニスコートの人工芝張り替え等を行う「鵜殿運動場テニスコート改修事業」、継続事業として停電時や夜間の避難がスムーズにできるよう、避難場所や主要避難路に蓄電池式の外灯を整備する「蓄電池式避難誘導灯整備事業」など数多くの事業を展開する。町は4日に会見を開き、各部署の担当者が今後展開予定の事業内容を説明した。

 令和7年度の新規事業は①防災情報共有システム改修事業(4850万円)②避難誘導看板整備事業(269万5000円)③避難行動要支援者名簿システム構築導入事業(189万4000円)④災害避難時タクシー利用料金助成事業(30万円)⑤紀宝町福祉センター設備等改修事業(1071万1000円)⑥特殊詐欺等被害防止機器購入費補助事業(30万円)⑦障がい者グループホーム整備費補助金(300万円)⑧放課後児童クラブICT環境整備事業(122万6000円)⑨地域活動支援センター事業(400万円)⑩生活困窮者支援等のための地域づくり事業(331万9000円)⑪ひとり親家庭等日常生活支援事業・ヤングケアラー対策事業(73万1000円)⑫福祉医療費窓口無料化システム改修事業(38万5000円)⑬予防接種補助事業(730万8000円)⑭健康まつり事業(121万9000円)⑮きほう健康ぷらざ地域支援保健事業(47万4000円)⑯学習用端末更新事業(5170万円)⑰鵜殿運動場テニスコート改修事業(2859万6000円)⑱合併20周年記念事業(799万5000円)⑲総合住民情報システムの標準化・共通化に伴う構築および運用事業(1億8480万8000円)⑳総合計画および総合戦略策定事業(356万4000円)―の20種類。このうち、福祉医療費窓口無料化システムの改修については、紀宝町内に住所を有する国民健康保険加入者が新宮市内の医療機関を受診した際の窓口無料化の対象年齢を、未就学児から18歳年度末まで拡充するためのもの。

 継続事業の大きなものとしては、鵜殿地区への津波避難タワー整備、幼稚園、小中学校、特別支援学校等の給食費無償化、第2子以降の保育所保育料等の無償化などがある。

 これらの事業にかかる費用等を振り分けた、過去最大規模の新年度一般会計予算(99億6929万円)は、現在開会中の議会定例会で審議される。

  • URLをコピーしました!