貴重な経験を広く伝えて 児童海外研修帰国児童が報告会

 令和6年度児童海外研修生の帰国報告会が2日、熊野市役所庁議室で行われ、前源太(有馬小)、端無奏太(金山小)、大吹基平さん(同)の3人(木本小の足立灯吾さん、有馬小の大西永弥さんは欠席)、が河上敢二市長や倉本勝也教育長らにイタリアでの思い出を報告した。

 研修はローマやソレント、ナポリなどで行われ、ソレントではホストファミリー方でホームステイも体験。昨年12月15日から22日まで、5人は観光地などを巡る約1週間の旅で見聞を深めた。

 報告会では、河上市長が「無事帰国して元気な姿を見られたことに安心しています。皆さんはイタリアで様々な経験や思い出が出来たと思います。そうした事を出来るだけ自分の言葉で、なるべく多くの友達に伝えて下さい。また、お世話になったホームステイ先の家庭へ、クリスマスカードを送っていただくと喜んでもらえます。今回の経験をこれからの成長に役立ててもらえれば」と挨拶。5人が出発から帰国までの思い出を綴った感想文を朗読した。

 作文や河上市長との懇談を通じて、それぞれが「姉妹都市記念コンサートが素敵だった」「ホストファミリーがとても親切だった」「イタリアの学校の給食は日本と少し違った」「イタリアの文化を知って、より日本の文化の良さや熊野市の良さに気づくことができた」など、飛行機内やイタリアでの出来事、感想を報告。河上市長も興味深く聞き入り「実際に行かないとわからないことばかり。気づいたことが多いし、熊野や日本のことも改めて知る良い機会になったと思います」と述べ、倉本教育長は「得難い経験をしてきたと思いますし、外から見た熊野も知ることができたと思います。これからも『迷ったら一歩前に踏み出す』という気持ちを大切にしてください」と語った。

 児童5人の感想文は順次掲載。

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