熊野市井戸町の大馬神社里宮「八幡様」で3日、節分祭が行われた。氏子らが参列し、家内安全や身体健全などを祈願した。
節分は立春の前日で、その名の通り季節を分ける日。全国的に「鬼は外、福は内」の掛け声とともに福豆を撒き、厄除けを行う行事が行われる日でもある。今年は2日が節分となったが、同神社では従来通り3日の節分祭実施となった。
この日は同神社責任役員兼総代会長の三角田愼二さん、責任役員の立嶋昌洪さん、総代会副会長の松田浩二さん、河上泰さんはじめ、一般住民らが参列。山東美晴宮司が祝詞を奏上したあと、参列者が玉串を捧げ、三角田総代会長らが「鬼は外、福は内」の掛け声に合わせて福豆を撒いた。
節分祭の神事の最中に種火が移された鉄釜には、家内安全や身体健全など願い事を記した護摩木を投げ入れ、より大きな浄火に。終了後は浄火で焼いた餅が振る舞われ、参拝者もその餅を食べて心身の浄化を図っていた。
なお、持ち込まれた正月飾りやお守りなどは、後日焼納祭を営み、お焚き上げするとのこと。三角田総代会長は「今年1年の健康や家内繁栄に願いを込め、元気に過ごしていただければ」と話していた。