最優秀賞に野中さん(紀宝) 熊野大花火写真コンテ14日まで入賞作品展示

 令和6年度熊野大花火大会写真コンテストの表彰式が1月30日、熊野市文化交流センターで行われ、最優秀賞の野中誠一さん(88歳、紀宝町)と優秀賞の川端章夫さん(59歳、愛知県豊田市)に、中平孝之熊野市観光協会長から賞状と賞金が手渡された。

 コンテストには31人から75点の応募があり、市文化交流センターでの一般投票では181人が投票。この結果と熊野市観光協会や花火関係者による最終審査で各賞を決定した。今年は獅子岩付近に抽選によるカメラ席を設けた関係から、定番となっている獅子岩付近で撮影した作品は対象外とした。

 表彰式には中平会長、大井伸剛市商工・観光スポーツ課長、入賞者5人の内、野中さんと川端さんが出席。中平会長が、これまでと違った視点で熊野大花火の魅力が詰まった写真が集まったことに感謝し挨拶した。

 最優秀賞の野中さんはカメラ歴約20年のベテラン。「熊野の花火は高くて大きいので普通の撮り方ではうまくとれない。今回は超広角レンズで挑戦した。いい花火を見せていただき、嬉しく思っています」と喜んだ。

 川端さんは大台町出身で紀南高校OB。優秀賞に選ばれた作品は磯崎港裏の高台から最初に上がった花火を撮影した。「カメラを始めて5年。昨年から花火撮影に熱中しています。熊野の花火は美しさがずば抜けています。来年も場所を変えて撮影したい」と話した。

 入賞作品は2月14日(金)午後3時まで市文化交流センタークマノミチに展示される。入賞は次の皆さん。

 ▼最優秀賞=「巌頭の轟Ⅱ」野中誠一(紀宝町)。

 ▼優秀賞▽「熊野、夕暮れ花火」川端章夫(愛知県豊田市)▽「夢花火」鈴木文代(串本町)▽「鬼ヶ城大仕掛け」竹辺琢己(田辺市)▽「エメラルド」坂口美保子(愛知県豊橋市)。

  • URLをコピーしました!