大きな夢の実現を 熊野市二十歳を祝う会135人の門出祝う

 人生の新たな節目おめでとうございます―。熊野市は3日、市文化交流センターで「熊野市二十歳を祝う会」を開き、135人の門出を祝った。

 会場には色とりどりの振り袖で着飾った女性や新調したスーツ、羽織袴の若者たち101人が続々と集合。華やかなムードに包まれた中、若者らが久しぶりの友人たちとの再会を喜ぶ姿が見られた。

 式典は川口心春(有馬中卒業)、小杉柚(同)、北仲汰都(木本中卒)、岳野迪也さん(同)の4人が実行委員となって進行した。国歌斉唱に続き、主催者を代表し倉本勝也市教育長が二十歳を迎えた若者たちに「利他」の言葉を贈り「多事多難で複雑な社会を心豊かに生きていくためには、自分だけ良ければ良いではなく、周りの人のことも考え行動することが大切。熊野市で生まれ育ったことを誇りとして歩んで。皆さんの門出を心から祝福し、お一人お一人の前途に幸多からんことを心よりお祈りいたします」と式辞。

 河上敢二市長は「大きな夢、高い目標を掲げ、それに向かって一歩一歩努力して頂きたい」とはなむけの言葉。来賓を代表し松田唯市議会副議長と谷川孝栄県議が祝辞を述べた。

 この後、二十歳を代表し川口、岳野さんがこれまで支えてくれた家族や地域への感謝を示し誓いの言葉。川口さんは調理の道を進んでおり「将来は熊野で開業し地域に恩返しをしたい」。幼いころから陸上競技に打ち込んできた岳野さんも「将来、熊野市で地域に貢献できる人になりたい」と語った。二人は「熊野の一番の魅力は人と人との繋がりや人の温かさであると思います。20歳を迎えたこれからは自分たちが支える側として、この熊野の良さを守っていきたい。熊野市の人間として、一人の大人として恥じない行動をすることをお誓い申し上げます」と宣誓した。閉会後は地区ごとに記念撮影を行った。

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