トークやサイン会も 絵本の世界に飛び込んで 古道センターやまもとしんじ展始まる

 尾鷲市の熊野古道センターで熊野古道世界遺産登録20周年記念企画展「絵本作家やまもとしんじ展in三重」が開催中。これまでに描いた作品の原画や出版物など、多彩な作品が来場者を楽しませている。

 山本さんは木本高校OBで、代表作である探し物絵本は海外でも人気を集める。今展ではやまもとさんの絵本作家デビュー作である「ピックとニックの冒険」から、人気を集めた「さがしものシリーズ」、2019年出版の「にっぽん全国のさがしもの」、2021年に連載した人気マンガ「ONE PIECE」とのコラボ企画「ルフィとチョッパーのヒミツの大冒険」、2023年に発行した「アトムキャット」、今年8月に出版した「スーパーマーケットはなまる~おみせがあくまえに~」まで、絵本7冊分の原画や出版物の中から、160点以上を一挙展示。会場中央には可愛いキャラクターのタワーが飾りつけされ、壁一面に原画が展示されている。

 また、各作品の下書きや、「スーパーマーケットはなまる」が下書きから絵本になるまでの工程も順を追って展示。YouTubeチャンネルの動画コーナーも設けられている。

 なお1月12日(日)午後1時半からトークイベント、同19日(日)午前10時からと午後1時からはワークショップを予定しており、いずれも定員に余裕あり。1月4・5・13・18日、2月8・9日は午前9時から午後5時までサイン会を開催する。「まるで絵本のなかに飛び込んだような不思議で楽しい空間を作り出しました。子どもから大人まで、やまもとさんの世界をご堪能ください」と呼びかけている。

 トークイベントやワークショップの参加申し込み、問い合わせは同センター(0597・25・2666)まで。

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