第20回全国高校女子ソフトボール選抜熊野大会「熊野選抜」が24日に開幕。青森県から鹿児島県までの各地から集まった強豪20校が、温暖な熊野の地で実戦を通じた強化に取組んでいる。
大会は競技を通じて選手相互の友情を育み、チーム間の交流と競技力の向上を図る事を目的に毎年この時季に開催しているもの。24日はくまのスタジアムで開会式が行われ、熊野市ソフトボールフェスティバル実行委員会の山本洋信会長が歓迎の言葉とともに「4日間を通じてこれからのソフトボール人生に大いに役立て、様々な大会へ向けて大いに飛躍していくことを期待しています」と挨拶。長澤宏行大会役員も「全国より20チームの精鋭を選び、そのうち15チームが来春の選抜大会出場権を獲得しているなど、この時期には考えられない高いレベルのソフトボールが展開される。夢が叶う熊野、ソフトボールの聖地熊野で五輪選手を目指して元気いっぱいのプレーをしてください。思い出多い大会となることを期待しています」と激励し、河上敢二市長も歓迎と激励の言葉を送った。
前年度優勝の多治見西から優勝旗の返還があり、比叡山の寺岡音彩主将が「今年も聖地熊野市に集まれることに心から感謝し、今日このグラウンドで多くのチームとともにソフトボールができることの喜びに満ち溢れています。これまで支えていただいた皆様への感謝と、日頃からソフトボールができることへの感謝を胸に、一球一球に全力を注ぎ、全身全霊でプレーし、最高の大会にすることを誓います」と力強く宣誓。熱戦の火蓋が切られた。選手たちは攻守ともに厳しい練習で培った成果を披露し、初日から活気にあふれた見応えあるプレーを展開。スピード感あふれる好ゲームを繰り広げていた。
なお、大会は27日まで行われ、26日の試合終了後には山崎運動公園特設コースで、参加チームによる恒例の熊野選抜駅伝大会も予定されている。熊野選抜の参加チームは次の通り。
柴田学園(青森)、帝京安積(福島)、宇都宮文星(栃木)、千葉経大附(千葉)、藤村女子(東京)、金沢(石川)、多治見西(岐阜)、修文学院(愛知)、津商(三重)、三重(同)、比叡山(滋賀)、京都西山(京都)、金光藤蔭(大阪)、須磨ノ浦(兵庫)、鳥取城北(鳥取)、創志学園(岡山)、安田女子(広島)、西条(愛媛)、北九州市立(福岡)、神村学園(鹿児島)。