熊野市紀和町の紀和B&G海洋センター周辺で3日、「第35回紀和ふるさとまつり」が開かれた。11月とはいえ汗ばむ陽気の下、大勢の家族連れらの笑顔が広がった。
同まつりは、昭和16年から行われた紀州鉱山で働く人たちの山神祭がルーツと言われている。昭和53年に閉山したあとは花木祭、産業祭と名前を変え、昭和60年から「紀和ふるさとまつり」になった。今回は勤労者地域づくり等参画支援事業実行委員会の「第32回熊・YOU・遊フェスティバル」と共催となり、一層の賑いを見せた。
会場では熊野市ふるさと振興公社による熊野地鶏串焼きや地元各団体による特産品販売はじめ、鮎釣堀り、新姫ちゃんトランポリン、ボルタリング体験、車両展示など各コーナーが賑わいを見せた。
ステージは入鹿保育所園児らによる子ども山車とかわいい踊りで開幕。入鹿中と紀和瀞流太鼓が息のあったバチさばきを披露した。大道芸人のステージやダンスチームM’s、コーラスかかしのステージにも大きな拍手が送られた。紀和町ふるさと踊りの会の「みんなで踊ろう紀和町音頭」や、三重高ダンス部のステージも盛り上がった。最後は盛大な餅ほりでイベントを締めくくった。