花の窟に白石奉納 賑やかにお白洲引き行事

 熊野市有馬町で6日、七里御浜海岸の白石を花の窟神社に奉納する「お白洲引き行事」が行われ、大勢の町民らが白石を載せた花車を引き、賑々しく町内を練り歩いた。

 お白洲引き実行委員会(和田仁祭典委員長、西村茂之実行委員長)が主催。平成25年度までは、花の窟神社秋季例大祭に合わせて10月2日に行っていたが、有馬保育所が金山町へ移転したことや、平日開催でスタッフの確保が難しいため、近年は10月の第1日曜日に開催している。

 心配された雨も上がり、ハッピ姿の園児をはじめ、実行委員や地域住民ら大勢が参加した。山川均花の窟神社宮司による神事に続いて、行列が立石地区を出発。子どもたちが元気よく花車を引いた。

 道中の旧国道では大勢の人たちがお白洲引き行事を見物。伊勢音頭やもちまきで盛り上がりを見せた。同神社に到着後は白石を境内へ奉納。参拝者が農作物の収穫などに感謝し、五穀豊穣や故郷の安寧などを祈願した。

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