後輩たちの成長喜ぶ くしやこども囲碁教室本田プロが里帰り指導碁

 熊野市の「くしやこども囲碁教室」(川邊展央代表)出身のプロ棋士、本田真理子さん(日本棋院関西総本部、初段)が22、23両日、同教室で後輩たちに里帰り指導碁を行った。

 本田さんは幼少期を熊野市で過ごし、金山小学校1年生時にはこども棋聖戦低学年クラスで優勝。県外に引っ越してからも碁を続け、プロを目指そうと小学6年生から関西棋院の院生として研鑽を積んだ。その成果が実を結び2020年2月に、碁の黒石につかわれる「那智黒石」の唯一の原産地・熊野市ゆかりの初のプロ棋士が誕生した。

 本田さんは市の囲碁教室でも講師を務めるなど、度々、熊野市を訪れては後進を指導している。今回の里帰り指導碁は2日間にわたって行われた。小学生2人、中学生3人をはじめくまのこども囲碁普及会員、ふれあい囲碁クラブの会員ら12人が本田さんと対局。中には5局打ってもらう子どもも。本田さんも子どもたちの成長ぶりに目を見張っていた。

 川邊代表は「真理子ちゃんの郷里・熊野への熱い思いに応え、懸命に打つ子どもたちの姿は素晴らしいものでした」と話していた。

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