熊野市金山町、金山多目的集会所で27日、金山夏まつりが開かれた。老若男女を問わず多くの区民が訪れ、大いに親睦を深めた。
新興住宅街でもある金山地区では若い世代が増える中、交流の場を設けようと企画。金山町健康を守る会(会長・榎本俊一区長)が主催し、金山区、金山地区社会福祉協議会、若返り会、金山神社、金山パイロットファーム、熊野精工、かなやんまー、金山歌謡クラブが協力し実施した。
開催にあたり、榎本会長が「金山地区はどんどん新しい家が増え、若い人たちや子どもさんの声が賑やかに飛び交う街になっております。これまでも地域の人達の結びつきは強いものがありましたが、さらに多くの人たちが交流できるよう、多くの団体と夏まつりを開催することにしました。しばらくの間、楽しい時間をお過ごしいただければ」と挨拶した。
会場にはビールなどの飲み物や焼きそば、フランクフルト、焼き鳥などの出店が並び、どれも大人気。かき氷に長い列ができていた。室内ではディスゲッターなどゲームコーナーも設けられ、子どもたちの笑顔が広がった。
熊野精工のブルーベリーの試食も好評。初めてブルーベリーを食べた男性は「想像していたより甘くて美味しい」と、次々口に運んでいた。
また、カラオケも行われ、のど自慢たちの歌声で盛り上がった。開始早々に停電するトラブルもあったが、榎本会長は「予想以上に多くの人が来てくれた。区では市文化財になっている『相撲取りおどり』などの後継者も求めています。夏まつりで人と人との交流を深め、金山地区をみんなで盛り上げたい。来年もこの夏まつりを行いたい」と話していた。